この記事では、私がどのように記事を執筆しているのか紹介させていただきます。
記事を執筆するとき、私は条件によって執筆方法を変えています。
- 自分の得意なジャンルや、すでに知っている情報を記事化するとき
- 実際に使用した商品レビュー
- 映画や漫画の感想記事
- 専門としている情報 など
- よく知らない分野や馴染みのないものを記事化するとき
- 初めて挑戦するジャンル
- 未経験の商品レビュー
- 久しぶりすぎる分野の執筆 など
自分のよく知っている情報を記事化するのは、まったく未知の分野で執筆するよりも楽ですよね。
納品までのスピードが早くなるのはもちろん、質も高くなる傾向があります。
この記事では①自分の得意なジャンルや、すでに知っている情報を記事化するときの執筆方法を紹介させていただきます。
前提条件:キーワードや読者ターゲットを確認する
まずは執筆する記事のキーワードや、その記事を読むであろう読者ターゲットを確認します。
また、可能な場合は、記事がどのような用途(集客・アフィリエイト・まとめ記事など)で使われるのかも考えておきましょう。
クライアントによっては用途を教えてくれる場合も多いですね。
こちらから質問・確認するのもよいと思います。
自分で運営しているブログの場合、先に自分でキーワードを設定する必要があります。
そのときにきちんと読者ターゲットや記事の役割も考えておくと、後ほど執筆するときに楽になりますよ♪
キーワードから記事構成(仮)を詳しく考える
キーワードと読者ターゲットが確認できたら、記事構成を考えてみましょう。
自分の持っている知識や情報を照らし合わせ、まずはなにも見ずに構成を考えます。
このとき、できるだけ詳しく構成を練りましょう。
私の場合、構成の他に執筆内容を簡単に記載しておきます。
例えば、折り紙についての記事を書くということにします。
構成(仮)
- キーワード【折り紙/メリット/デメリット】
- 読者ターゲット:趣味がない大人/40~50代
[H2]折り紙(おりがみ)を折るメリットとは?大人だからこそ見逃せないメリット3点
[H3]手先を使うことで脳が刺激される
なんとか交感神経が刺激され、脳が衰えるのを防ぐ
折り方を記憶することで、記憶力もアップ
[H3]紙があればどこでも楽しめる
他の趣味と異なり、紙があれば楽しめる
金銭的負担が少ない
[H3]話題にしやすい
折り紙をする日本人は多いため、誰もが親しみを感じている
「ちょっとやってみようか」と手を動かすことで、連帯感が生まれる
[H2]折り紙(おりがみ)のデメリットは?まさかの失敗談3点
[H3]作品が家に溢れがちになる
作品を捨てるのは難しい
[H3]趣味として認められず「そんなもの」と思われることも
子どものときに遊んだ人が多いため、親しみがありすぎて趣味と認識されない
[H3]〇〇〇
(デメリット3つ目が見つからなかったため、リサーチする)
こんな感じでしょうか。
今回の読者ターゲットは「大人」なので、子どもへのメリット/デメリットは考えません。
(脳の発育に良い……など)
構成を考えたものの、知識や情報が不足している部分は「後でリサーチする」とメモしておきます。
この構成はリサーチをする前なので、オフラインでもできるのが利点です。
なにも参照せずに構成を練るのは、記事のオリジナル性を高めるためです。
先に検索順位が高い記事を読んでしまうと、私の場合はその記事の内容につられてしまうので…
ラッコツールズ「見出し抽出」で検索上位の記事の構成をチェックする
自分がすでに持っている情報で記事構成(仮)を組んだら、その構成で大丈夫かどうか確認をします。
この作業の目的
- 知識の偏り・情報の欠落を防ぐ
- どの情報を先に出すと良いか確認する
検索エンジン上位の記事構成や見出しをチェックするツールは多くありますが、私は無料で利用できるラッコツールズの見出し抽出を利用しています。
まずは「見出し(hタグ)抽出」にキーワードを入力し「検索上位サイトから抽出」を行います。
この作業では、キーワードを読者が検索したときに、どのような記事が上位表示されているのかが確認できます。
- 上位表示されている記事=よく読まれている記事
それでは、どんな構成の記事が読まれているかチェックし、自分の記事構成(仮)に足りない情報がないか見てみましょう。
今回のキーワード例「折り紙/メリット/デメリット」で調べたところ、折り紙を副業にするという情報がありました。
読者ターゲットは大人なので「お金が稼げる可能性がある」というのは魅力的ですよね。
そのため、これをメリットに加えることにしました。
また、見出し抽出の結果に出てくる検索上位サイトをクリックすると、簡単にその記事に飛ぶことができます。
そのため検索上位記事を読み、不足情報を補うことができます。
私の記事構成(仮)ではデメリットのひとつが欠けていましたが、飽きやすいというデメリットを入れることにしました。
最終的な記事構成は以下のようになりました⇩
- キーワード【折り紙/メリット/デメリット】
- 読者ターゲット:趣味がない大人/40~50代
[H2]折り紙(おりがみ)を折るメリットとは?大人だからこそ見逃せないメリット3点
[H3]手先を使うことで脳が刺激される
前頭葉が刺激され、脳が衰えるのを防ぐ
-平面から立体をイメージする
-指先を細かく使う
-楽しむことで生きがいに
折り方を記憶することで、記憶力もアップ
[H3]話題にしやすい
折り紙をする日本人は多いため、誰もが親しみを感じている
「ちょっとやってみようか」と手を動かすことで、連帯感が生まれる
[H3]副業にできる可能性がある
[H4]作品を売る
-クラウドソーシングサイトなどで受注
-フリマサイトなどで販売
[H4]Youtubeで折り紙動画を配信する
[H4]サイトやブログで折り方を紹介する
[H2]折り紙(おりがみ)のデメリットは?思ってもみなかった後悔3点
[H3]飽きやすい
単調な作業も多いため飽きやすい
[H3]作品が家に溢れがちになる
作品を捨てるのは難しい
-解決策:思い切って捨てる/人にあげる/売る
[H3]趣味として認められず「そんなもの」と思われることも
子どものときに遊んだ人が多いため、親しみがありすぎて趣味と認識されない
かなりしっかりした記事構成となりましたね!
構成を決めてから執筆すると「なにを書けば良いんだっけ?」と迷うことがなくなり、執筆スピードも速くなります。
記事内容を<埋めるように>執筆する
記事構成(本)ができたら、記事の内容を書いていきます。
書いていく…というよりは、情報を埋めていくような感覚でしょうか。
構成を見れば要点はわかりますので、その重要な部分を説明するように文章を入れます。
この段階では、以下の点に気を付けると後々の「記事の仕上げ」が楽になりますよ♪
- 執筆者の口調や文章の文体を意識して文章を作る
- です・ます
- 一人称(私/ぼく/オレなど)
- 改行の頻度など
- PREP法を意識する
- 要点→理由→具体例→要点の順で文章を作る
- 複雑な文章を避け、読みやすい内容を心がける
- 文末や語尾の繰り返しを避ける
本格的な記事の仕上げはこの後の作業で行いますので、それほど神経質になる必要はありません。
ただ、ある程度ここで仕上げておくと、余裕を持って完成させることができます♪
記事本文をブラッシュアップし仕上げする
ここまでで、ある程度記事の形は整っています。
そこでさらに質を上げ、全体的にブラッシュアップしていきましょう。
特に注意したいのは以下の点です。
- キーワードをしっかり入れた見出しや記事内容になっているか
- 無理がある文章運びになっていないか
- 転載や引用のルールを守っているか
- クライアントからの執筆要綱を守っているか
また、執筆した記事がどんな用途に使われるのか考えて、最終仕上げをしてみましょう。
例えばアフィリエイト記事なら、ちょっと強くお勧めする気持ちで……
集客記事なら、与えられたキーワードだけでなく、関連キーワードも盛り込んでみたり……
文字装飾や吹き出しなども見直してみてくださいね。
例えば読者ターゲットが壮年でしたら、落ち着いた装飾が良いかもしれませんね。
まとめ・タイトル・メタディスクリプションを考える
記事の本文ができたら、まとめ・タイトル・メタディスクリプションを作っていきます。
もしリード文(導入文)が完成していなければ、ここで一緒に作成してしまいましょう!
執筆ポイント
【リード文(記事最初の導入文)】
- SEOを意識:キーワードを複数回入れる
- 最後まで記事を読んでもらうため:読者が続きを読みたくなるフックを仕掛ける
【まとめ】
- 記事のおさらい:記事の要点をまとめ、読者に情報を印象付ける
- 新情報はまとめに入れないようにする
- 最後に読者に行動を促すような文章を入れる
【タイトル】
- SEOを意識:キーワードをタイトル左側に入れる
- 読者ターゲットの興味をひくタイトル表現に
- 35文字くらいに納める(検索エンジンで表示されるタイトルはだいたい30文字ほど)
【メタディスクリプション】
- SEOを意識:キーワードを先に入れる
- 問題提起→この記事を読めば解決する→記事を読む行動を促す…という流れが一般的
- 120文字ほどに納める(検索エンジンで表示されるメタディスクリプションは100文字ほど)
この部分はSEOも関係する重要な項目ですので、よくよく見直してみましょう。
私が一番苦戦するのは記事タイトルです。
タイトルを文字数内で納めるのは、なかなか苦戦します…
良く知るジャンルの情報を記事化する場合の執筆方法|まとめ
私はフルタイムで働きながらwebライターの副業をしています。
実績や経験を積みつつ毎日を執筆していますが、記事を早く書くことは私の課題でもありました。
いかに早く、いかに効率よく記事を完成させるか…
(もちろんクオリティ(記事質)を落とさず!)
その方法が「状況に応じて執筆方法を変える」でした。
この記事では、そんな執筆方法のひとつ「①自分の得意なジャンルや、すでに知っている情報を記事化するときの方法」を紹介させていただきました。
執筆方法
- 前提条件:キーワードや読者ターゲットを確認する
- キーワードから記事構成(仮)を詳しく考える
- ラッコツールズ「見出し抽出」で検索上位の記事の構成をチェックする
- 記事内容を<埋めるように>執筆する
- 記事をブラッシュアップする
- まとめ・タイトル・メタディスクリプションを考える
状況や執筆者により、記事の書き方は異なります。
この私の執筆方法が、この記事を読んでくださったあなたの執筆の手助けとなりますように。
最後までご覧いただき、ありがとうございました♪