今や定年が65歳と言われていますね。
しかし、65歳になり退職し、以降は年金だけの生活というのは不安になりませんか?
貯金がだんだんと減っていく怖さ、突然の事故や事件への備え、体力と気力の衰え……
うーーん……このような不安を煽るような文章は辞めましょう!
今回は「定年後も楽しく暮らすための仕事選び」について紹介いたします♪
今は人生100年時代と言われており、アクティブなシニアが活躍する場が広がっています。
定年退職した後に悠々自適な生活を送るのも素敵ですが、収入や生きがいを求め再就職をする人も年々増えていますよね。
そこでこの記事ではこのような内容をじっくり紹介します
- 定年を過ぎてからも働く理由とは?
- どんな職業が人気?
- どうやって仕事を見つけるのか?
不安を抱え続けるよりも、まずは情報を確認しましょう!
なんで65歳を過ぎても仕事を探す必要があるの?
そもそも、なぜ定年後も働く必要があるのでしょうか?
現役で働いている世代からすると、働き終えたのにまだ働き続けるのか?と疑問に思うかもしれません。
そこで、定年後も仕事を続ける主な理由を紹介します。
日々の生活費を確保するため
ひとつ目の理由は日々の生活費を確保するためです。
65歳になると老齢年金を貰うことが出来ます。
老齢年金には老齢基礎年金と老齢厚生年金といったふたつの年金がありますが、そのどちらも支給開始年齢は原則65歳となっています。
また、年金を貰えるようになったからと言って、それを考えなしに使っていてはすぐに残金がなくなってしまいます。
そのため、日々の生活費を自分で稼ぐ必要があります。
長期的な老後の資金を貯めるため
先ほど年金の話をしましたが、一時期話題になった老後の二千万円問題を覚えていますか?
これは2017年の高齢夫婦無職世帯の平均収入から平均支出を引くと毎月5.5万円(=30年間で2,000万円)不足するという調査結果です。
これを見ると、定年退職後は何かしらの工夫をしながら毎月5万円以上のお金を作らないといけません。
そのひとつとして体が動く間にお金を稼ぐことが挙げられます。
冒頭にも言いましたが、今は人生100年時代と言われており、100歳まで生きることが当たり前の時代になっています。
今一度、自分自身のこれからの人生を考えてみる時間を取ってみてもよいですね。
精神的健康や肉体的健康を維持するため
人間は一日ボーっと過ごしたり、やりがいや生きる目的が無くなると急に老いると言われています。
特に現役世代に仕事に命を懸けていたような人は、仕事がなくなると時間を持て余すことも多いです。
仕事で多くの人と触れ合い、気を張っていた毎日。
今まで一生懸命働いてきたし、ちょっとは自堕落な生活をしてみるか…なんて思っていませんか?
時間があり、好きなだけ寝て、好きなときに起き、好きなときに食べる…これは本当におすすめできません。
自堕落で不摂生な生活は、生活習慣病を起こしやすくなります。
せっかく自由な時間があるのに、病気になってしまっては元も子もありませんよね。
そこで、生活習慣病にならないためにも以下の事を心がける必要があります。
気を付けるべき10個の項目 |
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健康的な食事 |
適度な運動 |
高血圧や糖尿病を治療する |
禁煙する |
十分な睡眠をとる |
メンタルヘルスを大切にする |
社会的な交流を保つ |
知的な刺激を得る |
学習する機会を見逃さない |
交通事故に注意 |
こうして見てると、仕事をすることで規則正しい生活や刺激を得ることができます。
それが結果的に生活習慣病を防ぎ、健康的に長生きできることに繋がるようです。
稼ぐだけではなく、精神的健康や肉体的健康を維持するのも、仕事をするメリットですね♫
定年後の仕事の見つけ方
では、実際に定年後に仕事を探す際に、どのようにして見つけたらいいのでしょうか?
こでは定年後の職探し方法を紹介します。
再雇用・勤務延長制度を活用する
仕事を見つけやすい方法としてはこれまでのキャリアやそこから得た人脈を活用する方法があります。
これまで培ってきたスキルや知識を活かすことができるため、結果を結びつくことが多いです。
会社勤めの人は、勤務先にこのような制度がないか確認してみましょう。
- 再雇用制度
- 勤務延長制度
「再雇用制度」は定年後も引き続き雇用する「継続雇用制度」の代表的なものです。
定年時にいったん退職した形をとり、定年後に新たに雇用契約を結びます。
会社によって給与が下がったり、単年での契約が結ばれたりするケースがあります。
一方で「勤務延長制度」の場合は退職ではなく、継続して雇用されるというもの。
これまで60歳であった定年が、65歳まで延長される形になります。
これらの制度があるかどうか、適用されるかどうかは会社や企業により異なります。
定年前に人事などに相談をしてみましょう!
人材紹介会社を利用する
定年退職した後、これまでと違う環境で働きたい人や、再雇用制度での雇用内容に納得がいかない場合は、人材紹介会社を使って再就職する方法もあります。
人材紹介会社の中には、マイナビミドルシニア人材サービスのようにミドルシニア層に特化したところもあります。
専任のコンサルタントに希望する業種や職種を伝えると、これまでの経験やスキルなどを考慮した上で、適性を見極めて適切な企業や職種を紹介してくれます。
求人サイトを利用する
ここ数年、定年後に再就職をするシニアが増えた影響もあり、シニア向けの求人サイトが増えてきました。
同年代が活躍している仕事を集めたサイトなら安心して応募できますし、事務職・軽作業などさまざまな職種が見つかります。
例えば「グラン・ジョブ」や「しゅふJOB」といったサイトを活用すると、年齢に気兼ねせず自分に合った仕事を選ぶことが出来ます。
定年後の職探し!シニア世代に人気な仕事とは?
それでは、実際に定年後のシニア世代はどのような仕事をしているのか見てみましょう。
男女別に人気の仕事ランキング
先ずは男女別に人気の仕事をランキングで紹介します。
2016年にanが調査した結果によると、男女共に事務員や受付といった職業が人気でした。
新しい知識やスキルを必要としないシンプルな職業の人気な傾向にあるようです。
別々に見てみると……
男性は
- 軽作業
- 事務
- 専門・技術職
- 清掃
- 警備員
女性は
- 事務
- 医療・福祉・介護
- 厨房・キッチン
- 軽作業
- 清掃
男性の場合、これまでに身につけた技術を活かせる専門・技術職が多いですね。
また、体力に自信のある人は警備の仕事も選択肢に入れているようです。
「警備」といっても、誘導や案内のお仕事も多いようです。
女性の場合は、子育てや家事の経験を活かした仕事を希望している方が多いです。
新しいことに挑戦したいなら
これまでとは全く違う、新たな経験をしてみたい方には下記の様な仕事もオススメです。
地元の観光案内
地域の観光案内は、外国人観光客に対応できるように英語を話せるかどうかなど、ハードル自体は少し高めです。
しかし自身のスキルが活かせ、やりがいのある仕事になります。
例えば、埼玉県川越市では1年間の研究を受けて試験に合格をすれば観光ガイドになれる制度があります。
観光スポットとして人気のある地域に住んでいる場合は、自身の市や県の取り組みをチェックしてみましょう!
さまざまな人と接する観光案内の仕事は、非常に刺激的な生活を送れるようになると思います。
エキストラ
演技経験は不問で、会社の重役さんや校長先生など幅広く応募があるそうです。
大手芸能事務所のサイトをチェックして登録し、働きたいタイミングで電話して説明会に参加。
そのまま登録をすることで実際にエキストラとして仕事が出来るようになります。
プロでは無いので収入としてはそこまで高いわけではありません。
しかし、お小遣いを稼ぎながらも一生の経験になると考えると、一度はやってみる価値はあるかもしれませんね。
他人のお墓を手入れする仕事
お墓が遠方にあるため掃除に行けない、歳をとって足腰が弱くお墓参りに行けない……という人の代行でお墓を掃除する仕事です。
自分自身の死後について考える「終活」のきっかけにもなます。
どこの業者に登録するかにもよりますが、1回1~2時間で5,000~8,000円ほど貰えるところもあるようです。
趣味でちょっと稼ぎたいなら
「定年後は好きなことをして過ごしたい!」と考える人も多いですよね。
趣味でお金が稼げれば、一挙両得かもしれません。
ここでは趣味がお金になるお仕事を紹介します。
釣った魚を売る
釣りが好きな人は、自分の釣った魚を売ってみるのはどうでしょうか?
「出張寿司とびうお」では、釣れた魚を自分で締め、血抜きと内臓処理をした後に写真をとって連絡すると、見積もりを出してくれます。
その後に宅配便で送付する……という仕組みです。
買い取る魚は真鯛,カワハギ、アジなど寿司ネタになるものだけで、金額は1回5,000~10,000円位となっています。
他にも、福井県の「おさかな集積所おとと」や愛知県の「とんかつの武蔵グループ」などでも買い取りを実施しているそうです。
ぜひ地元で買い取りをしてくれる業者があるか調べてみてください。
ゴルフ場の管理人
自分の趣味が仕事に活かせると嬉しいですし、やりがいにも繋がりますよね。
スキー場などのバイトでは、オフの日に安く滑れることがあります。
同じように、ゴルフ場で働く場合、休みの日に特別料金でコースを回れることが多いそうです。
実際の仕事内容としてはバンカーや樹木の手入れを行ったり、キャディとしてバッグを担いだりロストボールを探す業務となります。
かなり肉体労働なので、体力のあるゴルフ好きの仕事ですね。
老後も楽しく充実した生活のために仕事を探してみよう!
定年後、収入が減り貯金が減っていく様子を見るのは不安になりますよね。
かといって、ガッツリ働くのは体力的にも心情的にも抵抗があると思います。
そんなとき自分自身の好きなことや目的に応じて、新しい仕事への一歩を踏み出すのがおすすめです。
慣れた職場で働く
- 再雇用制度
- 勤務延長制度
自分に合った仕事を紹介してもらう
- 人材派遣会社
- 求人サイト
他にも趣味やスキルに応じて仕事を見つけるのもおすすめです。
しかし、条件に合う仕事場やクライアントを見つけるのは難しいため、しっかりリサーチをしておきましょう!
素敵な仕事に出会えますように。
健康や体調にはしっかり注意してくださいね。
最後までご覧いただきありがとうございました。