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相手の心を動かし行動させる!プレゼンで忘れてはいけない目的と効果的な手段とは?

「プレゼンテーション」と聞くと、自分には必要ないかな~と考える人が多いです。

しかし、プレゼンテーションはビジネスの中だけでなく、日常シーンでも必要不可欠な物です。

  • 人前で話すのが苦手
  • 説明しようとすると頭が真っ白になる
  • 自分の思っていることを話しても相手に上手く伝わらない

そんな経験をしたことある人は居ませんか?

プレゼンテーションが上手くなれば、あなたが思っていることをしっかり相手に伝えることができます。

そこで今回は、そのプレゼンテーションの本来の目的やどうしたらうまくなるのかについて紹介いたします。

目次

そもそもプレゼンテーションとは何か?

プレゼンテーションとは、英語で「表現・提示・紹介」という意味です。

元々は無形商材である広告を売り込むために、いかに顧客を説得するかという目的で広まっていきました。

現代では業界を問わずあらゆるビジネスシーンにおいて、日常的にプレゼンテーションが行われています。

  • 取引先への営業活動
  • 上司への企画の提案
  • 関連部署を集めた施策報告会など

大型案件の獲得が決まる競合会社同士のコンペもあれば、部署内の朝礼でのミニスピーチもプレゼンテーションに入ります。

プレゼンテーションっていろいろあるのね

小島

言い方はさまざまです。
でも、いずれもプレゼンテーションのスキルを磨けば怖いもの無しです!

忘れてはいけないプレゼンテーションの”目的

プレゼンテーションの目的は相手にアクションを起こさせることです。

CMや映画の宣伝をイメージしてみてください。

CMや宣伝を見ることによって実際に商品を購入したり、映画を見に行ったりした経験はありませんか?

それと同じです。

例えば商談であれば、相手に会社の商品の価値を伝えて契約というアクションをもらうことが目標です。

  • 会議であれば、自分の企画を上司に納得してもらい実行の許可をもらう。
  • ミニスピーチであれば、趣旨が相手に伝わりやる気を出してもらう。

このように、プレゼンテーションを通じて実際に相手に行動を起こさせること

それがプレゼンテーションの目的です。

プレゼンテーションはプレゼントが語源となっています。

あなたは大切な人にプレゼントをあげる時にどんなことを考えていますか?

きっと自分の事ではなく、相手が何を欲しいのか考えて行動しているはず。

今もし、プレゼンテーションが上手くいかないなと悩んでいる人は、まずはどうしたら相手が行動したくなるか?喜んでくれるか?という観点から考えると、うまく進むはずです。

プレゼンテーション成功への3つの準備

相手がアクションをしたくなるようなプレゼンテーションを作るにはどうしたらいいのか?

ここからはそのために必要な3つの準備についてご紹介します。

小島

プレゼンテーションは準備が9割!です!

準備1:目的を明確にする

プレゼンテーションの目的、つまり聞き手にどういうアクションを起こして欲しいのかを明確にしましょう。

そのポイントは3つです。

  1. 聞き手のイメージと自分のイメージにズレが無いこと
  2. 実現の可能性があること
  3. アクション=相手の問題解決に繋がること

相手のイメージと自分のイメージにズレが無いこと

例えばあなたが○○について話しているのに、相手は✖✖のことだと思っている。

これでは実際にプレゼンテーションが終わった後にギャップが生まれてしまいます。

小島

仕事の契約に繋がる場合、あとで話が違うじゃないか!となりかねません

そのため必ず、これは今何について話しているのか?を明確にしてください。

実現の可能性があること

プレゼンテーションの目的は、相手がアクションを取りたいと思うようになること。

そこで大切なのは相手が実現できそうだと思えるかどうかです。

運動音痴の人に「フルマラソンを走れ」と言っても、走りきれるイメージが湧きませんよね。

相手に未来の姿やイメージをしっかり与えることが、相手の行動の動機になります。

アクション=相手の問題解決に繋がること

人が行動する理由は、大きく分けると2つあります。

1つは、その行動をする事によって得られるメリットが大きいとき。

そしてもう1つが、行動をすることで避けられる損失が大きいときです。

そのため、プレゼンテーションでは「行動をすることで得られるメリットが大きいこと」と「もし行動しない場合、大きな損失が生まれること」を伝えるようにしましょう。

準備2:聞き手が誰なのかを考える

誰が本当の聞き手なのかを考えることも重要です。

例えば、会社同士の商談では、プレゼンテーションを聞く相手に裁量権がない場合があります。

聞いた相手が資料やプレゼン内容を持ち帰り、最終的な判断を下すのは上司……ということも多いです。

部下への魅力的なプレゼンテーションをしても、その上司の人に価値を感じてもらえないと意味がありません。

そのため、誰が本当のプレゼンテーションの聞き手なのか忘れないようにしましょう。

小島

とはいえ、部下の人に「良い」と思ってもらわないと、裁量権ある相手にまで伝わらない可能性もあります。しっかり着実に攻略していきましょう!

準備3:何をどう伝えるか

ここからはプレゼンテーションの中身です。

「何を伝えるか」と「どう伝えるか」の2面に分けて考えてみてください。

何を伝えるか

プレゼンの中で伝えたい中身について、しっかり練りましょう。

聞き手がどんな課題や悩みを持っているか、リサーチすることも大切です。

その悩みを解決できるか、根拠や信頼に足る情報を考えていきます。

どう伝えるか

相手の悩みを解消する方法=自社の商品やサービスの利用」を、プレゼンという有限時間でどのように伝えるか考えます。

  • 話の順序は?
  • 時間配分は?
  • 資料は?

冒頭のプレゼンの始め方や自己紹介、最後の締め方、途中で話題が変わる際のつなぎ方など、しっかりイメージして練習しましょう。

「何を伝えるか」「どう伝えるか」はどちらも大切ですが、どちらかと言えば後者の方が重要です。

伝えたいことがあっても、相手に伝わらなければ意味がありません。

プレゼンで伝え方が上達する5つの話テク

ここから話す内容は「伝え方が9割」という本の内容です。

この話で興味を持った人は下にリンクを貼っておきますので、そちらから購入してみてくださいね。

1 サプライズ法

サプライズ法は驚きワードを使う手法です。

簡単に言うと「!」を付けること。

「好き」と「好き!」では後者の方がインパクトありますよね。

「!」が付いていることで、相手に「この人、何か主張したいことがあるんだな」と感じさせ、興味を持たせることができます。

他にも、伝えたい言葉の前にサプライズワードを入れるのも効果的です。

サプライズワードとは「実は」「そうだ、」「こう見えても」などの感動詞や接続詞などです。

そうだ 京都、行こう。

このセリフを聞いたことある人も多いと思います。

ただ「京都、行こう」ではなく、「そうだ」を付けることで、人々の記憶の残りやすくなっています。

2 ギャップ法

ギャップ法は、正反対の言葉を入れることで伝えたいことを強調するテクニックです。

「ひとりの人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては偉大な一歩だ」 ニール・アームストロング アポロ11号船長

「これは私の勝利ではない。あなたの勝利だ」 オバマ前大統領 就任演説

これらの言葉はまさにギャップ法の活用例です。

小さな一歩と偉大な一歩、私とあなた。

このように対照的な言葉を使うことで、そのギャップから感動を生み出すことができます。

3 赤裸々法

赤裸々法は言葉に体温を感じさせ、感覚的なニュアンスを作り出すことができる方法です。

「上を向いて歩こう。涙がこぼれないように」 上を向いて歩こう 永六輔

「朝、目が覚めるとなぜか泣いている」 君の名は 新海誠

こうした言葉は上手く感情を表現していますよね。

身体の一部分や生理的現象・反応を使うことで、人間味を感じるニュアンスを相手に伝えられます。

例えば

  • お腹が空いた→何も考えられないほど、お腹が空いた
  • 景色に感動するはず→ハッと目覚めるような景色に感動するはず

聞き手は、言葉の情景や心情をうまくイメージすることができます。

4 リピート法

リピート法は、単語や表現を繰り返す手法です。

何かを暗記する時は繰り返しノートに書いたり、何回も聞いたりしますよね。

暗記と同じで、繰り返すことで相手の記憶に深い印象を刷り込み、感情をインパクトに伝えられます。

人民の、人民による、人民のために政治

あまり社会が得意でなくても、この言葉は覚えてる人が多いのではないでしょうか。

その理由はリピート法により、聞く人の記憶に強く刷り込まれたからです。

5 クライマックス法

クライマックス法は、聞き手に強烈なインパクトを与える方法です。

人の集中力は20分程度と言われています。

そのため、長々と話をしていても聞き手の集中力は続きません。

話が重要なポイントに入っても、要点が頭に入ってこなくなります。

そんなとき「これだけは覚えてほしいのですが、」「大切なことは3つあります。1つ目が……」などの言葉を使うことで人の意識をこちらに向けることができます。

ワンクッション挟むやり方は簡単かつ、かなり効果的なので、ぜひ試してみてくださいね。

プレゼンテーションでは、最初に「何をこのプレゼンで話すか」という要約を述べることが多いです。

小島

このクライマックス法はそのプレゼンにも相性が良さそうですね!

上手なプレゼンテーションのは多くの経験から!

プレゼンテーションが上手くなるためには経験を積むしかありません。

日本ではそれほど重要視されていませんが、アメリカや諸外国では授業の一環としてプレゼンテーションの技術を学べます。

紹介した方法以外にも、ボディランゲージやアイコンタクトなど、プレゼンを成功させるコツやスキルはたくさんあります。

自分でプレゼンをする、他の人のプレゼンを見る。

そうすることで、多くの経験が得られます。

人前に立つのが苦手・人前に立つと頭が真っ白になるという人も、場数を踏めば慣れてきます。

もしプレゼンテーションの機会を与えられたら、ぜひ一歩を踏み出し、挑戦してみてくださいね。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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