サイトやブログを作成するためにドメインを決める必要があると聞きました。
ドメインってなんですか?
ドメインに関し、辞書では以下のように説明されています。
ネットワーク上の複数のコンピューターを管理するためのグループや組織を表す言葉。インターネットでは、コンピューター、部署、サイトを指す。
コトバンク ASCII.jpデジタル用語辞典
これはイマイチよく分かりにくいですね。
そこでこの記事では画像で視覚的にわかりやすくドメインに関して説明いたします。
ドメインはブログやサイトの重要な要!
ドメインは「サイトやブログの所在を表すインターネット上の住所」とよく表現されます。
インターネット上の「どこにあるのか」という情報はIPアドレスにより決まります。
IPアドレス例:118.27.122.126
IPアドレスは数字とドット( . )で構成されていますが、これを覚えるのは難しいです。
そこで、このIPアドレスをわかりやすい「名前」と結びつけることで、インターネット上の「どこにあるのか」を簡単に覚えることができます。
この「名前」がドメインです。
ドメイン例:inu-tech.com(サイトなど)
inu-tech@hatmail.co.jp (メールアドレスなど)
これはIPアドレスを緯度と経度、ドメインを住所と考えるとわかりやすいですね。
経度や緯度を見てもピンと来ませんが、住所や番地を見れば場所がなんとなくわかりますよね。
ドメインは日本語でもアルファベットでも設定できますが、他の人が所有している場合は使うことができません。
このブログ「イヌテク!」のドメインはinu-tech.comですが、私が手放さない限り他の人はこのドメインを使えません。
ブログやサイトを開設するとき、ドメインの取得は必要です。
家(ブログやサイト)を建てる前に、住所(IPアドレスやドメイン)を決める…と考えるとわかりやすいですね。
ドメインの種類と独自ドメインとは?
ドメインにはいくつか種類があります。
重複するものもありますが、いくつか紹介いたしますね。
自分だけのドメイン「独自ドメイン」に関しても詳しく説明します。
ドメインの種類とは?
まずはドメインの構成や種類について紹介します。
トップレベルドメイン
トップレベルドメインとは、ドメインの右側の「.」以降の部分を指します。
inu-tech.comだとcomの部分がトップレベルドメインです♪
トップレベルドメインは汎用トップレベルドメイン(gTLD:Generic Top Level Domain)と国別トップレベルドメイン(ccTLD:country code Top Level Domain)に分けられます。
- 汎用トップレベルドメイン(gTLD:Generic Top Level Domain)
- 国などの地域的制限なしに、どこでも登録・利用が可能
- 代表例:com/net/org/infoなど
- 近年は地名などの新しいgTLDが増えている(tokyoなど)
- 国別トップレベルドメイン(ccTLD:country code Top Level Domain)
- 国などの地域制限があり、基本的にその国在住の企業や個人しか登録・利用できない
- 代表例:jp(日本)/kr(韓国)/au(オーストリア)/us(アメリカ)など
これらのトップレベルドメインをうまく活用することで、すでに取得されていても同じようなドメインを登録することができます。
例えば、以下のドメインは左側は同じでも、トップレベルドメインが違うので別のドメインとされます。
- inu-tech.com
- inu-tech.info
- inu-tech.net
サブドメイン
ひとつのドメインを複数にわけたものをサブドメインと言います。
特徴はドメインの前に別の文字列が入ることです。
主ドメイン :inu-tech.com
サブドメイン:〇〇〇.inu-tech.com
サブドメインは、主にサイト内でコンテンツやミニサイトを作るときに便利です。
例えばこの「イヌテク!」はブログに関する情報をメインにしていますが「ファッションや株についても発信したい!」と思ったら
fashion.inu-tech.com
kabu.inu-tech.com
などのサブドメインを作ってもよいですね♪
ただし、サブドメインにはコンテンツをまとめることができるというメリットだけでなく、デメリットも存在します。
それは検索エンジンからの評価がサブドメインごとに分かれてしまう、というデメリットです。
そのため検索順位が上がりにくくなる場合もあります。
サブドメインを作る場合、しっかりとSEO対策を練ってから行いましょう♪
日本語ドメイン
日本語がドメインに使われているものを日本語ドメインと呼びます。
例えばこのブログ「イヌテク!」のドメインはinu-tech.comです。
これは日本語ではなくローマ字(アルファベット)のドメインですね。
いぬてく.com
この場合、ひらがな(日本語)が使われていますので日本語ドメインとなります。
ひらがなだけでなく、カタカナや漢字も使用可能です。
覚えやすく、ドメイン名に入っている単語が検索されたときに上位表示されやすいというメリットがあります。
ただし、デメリットもありますので要注意です。
- 日本語ドメインを使えないサーバーもある
- メールには使えない
独自ドメイン
自分で好きなドメインを決める場合、そのドメインは独自ドメインです。
独自ドメイン:好きな名前や単語など+トップレベルドメイン(選択)
独自ドメインの特徴は以下のようになります。
- 世界にひとつだけのオリジナルのドメインである
- 独自ブランドや会社の情報を発信するのにぴったり
- ドメインを所有することができる
- サーバーなどのサービスを変えても利用できる
- ドメインの売買ができる
- 更新が必要
- 更新費用がかかることがある
自分の気に入ったドメイン名をつけることができ、それを所有していることが大きなポイントです。
気に入ったドメイン(中古ドメイン)を他者から購入した場合も、独自ドメインに入ります。
独自でないドメイン
では、独自ではないドメインはどのようなものでしょうか?
例えばブログ作成サービスや特定のサーバーのドメインなどは「独自でないドメイン」です。
例えば無料で開設できるはてなブログのドメインは
○○〇.hatenablog.com
〇〇〇.hatenadiary.com
などです。
○○〇は他に使用者がいなければ好きな言葉が入れられます。
これらのドメインの所有者はブログ作成サービスやサーバーです。
そのため、突然サービスが終了してもドメインをまるごと別のサーバーに移すことができません。
もちろんドメインの売買も難しいです。
無料で簡単に作ることができるサービスですが、所有権がないため自由に扱うことができない部分が「独自でないドメイン」のデメリットですね。
ドメインはサイトやブログ作成に必要!メリットを見て考えよう
ドメインはサイトやブログなどのインターネット上の住所の役割です。
もう一度ドメインの種類について振り返ってみましょう。
- トップレベルドメイン:ドメイン右側(com/net/jp/info/tokyoなど)
- サブドメイン:ドメインをさらに分割したもの
- 日本語ドメイン:ドメインに日本語が入っているもの
- 独自ドメイン:自分で自由にドメインを決められるもの・所有権アリ
- 独自でないドメイン:自分で自由にドメインを決められないもの・所有権ナシ
ぜひメリットやデメリット・特徴を押さえて、素敵なサイトへの第一歩を踏み出してくださいね。
最後までご覧いただきありがとうございました♪